CLASSICS
一覧に戻る
1929 · アメリカ ·
300分

響きと怒り

The Sound and the Fury

William Faulkner

意識の流れ 家族崩壊 南部文学
没落する南部名家の物語が、4人の語り手によって断片的に語られる。

この解説は結末・重要な展開を含む完全なネタバレです。 作品を先に読みたい方はご注意ください。

あらすじ(ネタバレあり)

コンプソン家は南北戦争後に没落したミシシッピの旧名家。物語は4つの視点から語られる。

第1部(ベンジー):知的障害を持つ33歳の長男の意識の流れ。時間が混在し、幸福だった過去と現在が入り混じる。妹キャディへの純粋な愛情だけが一貫している。

第2部(クェンティン):ハーバードに通う次男が自殺する日の意識。1928年からさかのぼり1910年の出来事を語る。妹キャディが婚前交渉で純潔を失ったことへの病的な執着から解放されるため川に投身する。

第3部(ジェイソン):冷酷な三男。キャディが生んだ娘ミス・クェンティンへの養育費を横領し続けている。

第4部(ディルシー):黒人女中の視点。彼女だけが正気でコンプソン家を支え続けた。ミス・クェンティンはジェイソンの金を盗んで出奔し、帰らなかった。

読みどころ