孤独明治罪悪感
こころKokoro
夏目漱石 / 日本 / 1914年 ・ 読了目安 200分
本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
「先生」は若者に自分の秘密を打ち明ける遺書を残し、死んだ。
目次を見る
あらすじ
あらすじ(ネタバレあり)
語り手の「私」は鎌倉で「先生」と呼ぶ孤独な中年男性と出会い、惹かれていく。先生は妻と静かに暮らしているが、世間から距離を置き、謎めいた孤独を抱えている。
私が故郷に帰り父の臨終に立ち会っている間に、先生から長い手紙が届く。
先生の告白:学生時代、親友Kとともに下宿(奥さんとお嬢さんの家)に住んでいた。Kはお嬢さんへの恋心を先生に打ち明けた。しかし先生はKより先にお嬢さんへの求婚を申し込み、婚約した。Kはその後まもなく自殺した。
先生はKを裏切ったという罪悪感を生涯抱え続けた。Kが死んだのは恋愛の失意だけでなく、先生への信頼を裏切られた絶望も原因だったと考えていた。
明治天皇が崩御し、乃木大将が殉死した日、先生は「明治の精神に殉じる」という言葉を残して自殺した。私は父の臨終を前に、先生の元へ向かう。
読みどころ
- 「明治の精神」の崩壊と近代人の孤独の核心を突く
- 先生とKの関係が「男同士の信頼と裏切り」の永遠のテーマを体現
- 漱石が作中に仕掛けた構造的な謎——先生は本当に何を罪だと感じていたか
原作で読む