あらすじ(ネタバレあり)
大恐慌時代のカリフォルニア。賢い小男ジョージと、力が強く知的障害のある大男レニーは二人でいつか自分たちの農場を持つ夢を持ちながら、渡り労働者として働いている。レニーはうさぎが好きで、農場を持ったらうさぎの世話をするのを楽しみにしている。
農場主の息子カーリーはレニーに敵意を向ける。カーリーの妻(名前は語られない)は孤独で、レニーに話しかけてくる。ある日彼女はレニーに自分の髪を触らせてしまう。レニーは柔らかいものを触ることが好きで、誤って力を込めすぎてしまう癖がある。カーリーの妻の悲鳴を止めようと首を握り、誤って殺してしまう。
レニーは逃げる。カーリーは報復の殺意を持って追跡する。ジョージはレニーを先に見つける。二人の夢の農場の話を聞かせながら、ジョージはレニーの後頭部を撃ち、苦しまない死を与える。
スリムだけがジョージの行為を理解する。他の男たちはなぜジョージが悲しんでいるか理解できない。
読みどころ
- 150ページの短さに凝縮された喪失感
- レニーの純粋さと悲劇の落差が胸を裂く
- 「マウスとメン(ネズミと人間)の最善計画も狂いがちだ」というバーンズの詩から取られたタイトル